在宅ホスピス岐阜研修
研修場所:小笠原内科 岐阜在宅ケアクリニック
研修目的:在宅ホスピス診療の実際 THP(トータルヘルスプランナー)認定資格取得
参加:在宅支援部看護師 中村健吾
研修期間:令和5年8月17日(木)〜8月19日(土)

多職種を統括するTHP(トータルヘルスプランナー)の業務について
◎THPとは

日本在宅ホスピス協会では平成27年1月1日より本格的にTHP(トータルヘルスプランナー)の認定を始めました。
THP(トータルヘルスプランナー)とは、在宅医療(ホスピス緩和ケア)のキーパーソンで、例えば 『患者さんを看取りまで心豊かに支える』と目標を掲げた時、将来起こりうるすべての障害を予測し、適宜対応することで目標を完遂できる、そういう視点と実行力(実力)を有する人材です。

◎どんなことをするの?
THPは患者の病状をはじめ、介護力の有無や経済状況、家族の考えなどを考慮し、患者の希望を実現できるチームを作ります。?それぞれの得意分野や特徴、対応のスピードなどを熟知し、地域にバラバラにいるメンバーを結集してまとめ上げていく役割を担い、チームの中で連携・協働・協調の橋渡しや介入をします。

この度、在宅医として日本在宅ホスピス協会会長の小笠原文雄先生(小笠原内科・岐阜在宅ケアクリニック院長)の元で、在宅医療の極意を学びに行きました。
「なんとめでたいご臨終」などの著書があり作家としての一面もある有名な先生で、病気や認知症があっても在宅で最期を望む方々の希望死・満足死・納得死を叶えるためにどのようにすればよいのかを余すことなくご教授くださいました。
上記資格の認定をいただくことだけが目的ではなく、それを地域医療に活かすためにどのようにすればよいのかを学ぶ機会となり、たくさんのヒントを得ることができました。
多職種連携の大切を再認識し、今まで行ってきた自身の業務や考えを振り返る大変貴重な研修となりました。






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