水巻町のかかりつけ医
楠本内科医院
内科 腎臓内科 腹膜透析 消化器内科 訪問診療

〒807-0045 福岡県遠賀郡水巻町吉田東2-11-1
TEL:093-201-5121
FAX: 093-201-3753
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腹膜透析 消化器内科

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当院では西洋医学とともに東洋医学(漢方診療)にも力をいれております。
(担当医:楠本拓生 ⇒診療案内

風邪・咳・動悸・更年期障害・頭痛・めまい・ほてり・暑がり・寒がり・冷え症・肥満症・便秘・食欲がない、なんとなく元気が出ない など

これらの症状は漢方薬によって改善する場合もありますのでご相談ください。

〜漢方治療のメリット〜

漢方医学には、西洋医学とは異なる独自の治療方針があります。たとえば西洋医学では病気の原因を検査などで探し出し、その原因を取り除く治療をしていきますが、漢方医学では病気を「バランスの乱れ」と考え、漢方薬でからだ全体のバランスを整える治療を行い、結果的に症状を改善していきます。 漢方医学独自の視点でアプローチをすることで、西洋医学では気づくことができなかった病態に気づき、治療することができるのです。西洋医学、漢方医学、それぞれにいい面がありますから、両者を上手に使い分けることでお互いの相乗効果も期待できます。


〜漢方薬の上手な飲み方〜

漢方薬

エキス製剤は、お湯に溶かして飲むことをおすすめします。 もともと漢方薬は生薬を煮出す煎じ薬で、エキス剤はそれを顆粒状に加工したもの。 本来の煎じ薬に近い形で飲んだほうが、より高い効果が期待できるからです。 また、西洋薬は食後に飲むことが多いですが、漢方薬は食前または食間(食事と食事の間)の服用が一般的。ただし胃腸が弱い人は、食後に飲むといいでしょう。 薬の種類によっては飲み方にコツがあります。 たとえば初期の風邪薬として有名な葛根湯の場合、熱めのお湯で溶かして冷めないうちに飲み、体を温めるようにします。服用後の養生も大切で、ふとんをかぶって安静にし、じっくり汗を出すようにすると、回復が早まります。 また、こむら返り(急激に起こる筋肉のけいれん)の痛みに効果がある芍薬甘草湯の場合、夜寝る前に1包飲むようにします。こむら返りは就寝中に起こることが多いので、あらかじめ飲んでおくことで痛みが出るのを防ぐことができるのです。


〜漢方薬は他の薬と併用できるの?〜

ほとんどの漢方薬は、西洋薬と併用できます。しかし西洋薬の中には飲み合わせに注意が必要なものもあり、とくに利尿剤や気管支拡張剤、鎮痛解熱剤などは気をつけたほうがいいでしょう。なお、漢方薬と他の薬は、同時に飲んでも問題ないことのほうが多いのですが、できれば30分くらい間をおくようにします。とくに鉄剤や牛乳は1時間以上経ってから飲んだほうが安心です。


〜漢方薬に副作用はないの?〜

体に優しいというイメージが強い漢方薬ですが、薬である以上、副作用がでることもあります。比較的多いとされる副作用は、湿疹やじんましんなどの皮膚症状と、胃腸障害です。ごくまれに、むくみや血圧上昇、筋肉の障害、肝機能障害、間質性肺炎などの重い副作用がでる場合もありますが、西洋薬に比べると少なめという印象です。 しかし、高齢者や腎臓病の人は副作用がでやすいので、とくに注意が必要です。



参考文献:>日本漢方生薬製剤協会ホームページ改訂